(有)ＴＩＤ不動産投資沖縄

県庁前

・県庁前地区周辺では大型取引は少ないが、数少ない最近の取引によると、依然として取引価格は下落
傾向にあるものの、やや下落に鈍化が認められる。
・景気急変による不動産価格の下落リスクから取引利回りは若干上昇傾向にある。
・１階の店舗賃料は、現在は横ばいであり、特に下落していない。
・オフィス賃料は、表面上下落していないもののフリーレント期間を設けるなど実質的に下落傾向が見じて地価動向は若干の下落であると判断される。
・市場関係者も取引の絶対量が少ないためベクトルの方向をつかみかねており意見が交錯している。総
じて地価動向は若干の下落であると判断される。

那覇新都心

・急速な景気悪化のほか供給土地の不足及び一時期の開発ブームが一段落した感もあり、引合いはほと
んどなく取引価格は下落傾向で推移している。
・オフィス・店舗賃料とも横ばいで推移しているが、取引価格は下落しており、相対的に取引利回りは
上昇傾向で推移している。
・本土企業の撤退など空室率が上昇しているが、賃料は現状を維持しており、オフィス賃料は概ね横ば
いで推移している。
・人気スポットに集中する傾向がみられ、その他の店舗地においては空室率は上昇しているが、オフィス賃料同様現状を維持しており、店舗賃料は横ばいで推移している。
・売手の資産確保、買手の先安感の期待及び開発ブームの一服感などから取引は止まっており、オフィ
ス・店舗賃料は横ばいで推移し現状を維持しているものの、空室率の上昇など先行きがやや不安定であり、地価動向は若干下落傾向で推移している。